2017年
4月
24日
月
学習院大学史料館 春期特別展 宮廷装束の世界
世の中には衣紋道という物があって、衣冠束帯や十二単を着付ける技術が山科・高倉両家に伝わっており、明治以後も宮内省で継承されて来たらしい。
素材や織が独特なので、プロの技術が必要なのだそうだ。
学習院の資料館ならでは、こんな本物の色を見ることは到底できない。
椿山荘を会場にして着付けの実演や蹴鞠などを見せたのだが、その様子は史料館にあるDVDで見ることができる。
言葉と漢字だけで何となく見当をつけていた色や模様を目の前にして、大変ありがたかった。あれだけの贅沢品を直接目にすると、” 禁色 ”の意味も自ずからわかる。
産着などは針の目数まで決まっていて、” あなたふと ”でありました。
2017年
4月
17日
月
他から回って来た本
私はラ抜き言葉は気になるし、いい大人が流行に乗って変な言葉を使うのはどうかと思うけど、時々ハッとするような単語に出くわして嬉しくなることがある。
状態を表わすハズの単語を動作に変化させたりするのは面白い。
この本で私が気になって、一度使ってみたいと思ったのが
”だるしむ”
キャハハと笑っちゃいました。
”楽しい→楽しむ” ”悲しい→悲しむ” はあるが ”嬉しい→嬉しむ” は、ない。
”だるい→だるしむ” だって。どこかで一度使ってみたいよ。
先日、感心したのが「SAJ」という話法についてだった。
「好きだ」と告白する。(S)
断るときには「ありがとう。」という。(A)
そうして、「ありがとう」と言われちゃった子は「冗談だよ」と続ける。(J)
のだそうだ。
近頃の若者は、相手を傷つけず、自分も傷つかないように色々考えているんだなあ。感心してしまった。